26. 闘病生活⑧・・・教訓

いじめトラウマを生き抜く方法

過去のいじめで苦しんでいる(いじめ後遺症の)あなたへ。いじめ後遺症うつ病者本人が、自身の、いじめ体験・いじめトラウマ体験・うつ病闘病体験について語ります。いかにトラウマを生き抜くかを考えます。いじめ自助グループ、トラウマ無料スカイプ相談など。

26. 闘病生活⑧・・・教訓

ところで大学2年の2月と3月とで、僕は一つの教訓を得ました。それは、今まで僕は、いついつまではきっとよくなっているだろうと期待し、そのときがくるたびに、その期待を裏切られました。そして、それは大学2年の2月3月でかなり極端な形で思い知らされました。「今度こそは本当によくなった、と思っていたのに」と言う叫びを心の中で何度も繰り返しました。だからこの時から僕は、自分から勝手に期限を決めるのはやめよう、と思いました。期待すると、そして期待が大きい分、「うつ状態」に陥ったショックも大きいのです。だから、よいときが3ヵ月間くらい続かないと、決してよくなったなどと思わない、と自分の中で決めたのでした。

 

さてこうして大学3年が始まったのですが、「うつ状態」はずっと続きました。波もなくひたすら「うつ状態」でした。

 

精神科にも週一回は行って、薬を替えてもらったり、増やしてもらったりしましたが、あまり効きませんでした。その結果として大学の授業はほとんど出られませんでした。2年生のときは、よいときもあったのでそのとき頑張ればよかったのですが、3年生はいいとき知らずでした。ほとんど授業に出ることができませんでした。たまに有田君や小林先生に会いに行く程度で、後はほとんど大学に行けなくなりました。

 

芝居のほうもそうでした。大学2年の2月くらいまでは、それなりに進歩したのですが、3月以降自分でのけい古ができなくなりました。師匠にもそのことを話して、当分は宿題は無しということになりました、役者として実質的に伸びたと思われるのは、初めの一年くらいで2年目以降は出るだけで精一杯となり、大学3年の1O月以降は、もう現状維待もできなくなり、ひたすら下降の一途をたどったのでした。

 

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