16. 闘病生活③・・・やめずに残ったこと

いじめトラウマを生き抜く方法

過去のいじめで苦しんでいる(いじめ後遺症の)あなたへ。いじめ後遺症うつ病者本人が、自身の、いじめ体験・いじめトラウマ体験・うつ病闘病体験について語ります。いかにトラウマを生き抜くかを考えます。いじめ自助グループ、トラウマ無料スカイプ相談など。

16. 闘病生活③・・・やめずに残ったこと

そうした中で、最後まで止めずに残ったのは大学と日曜塾でした。

 

大学は6月くらいまでは本当にやめようと思っていました。しかし精神科にいって薬を飲むようになって、何とか大学をやめない程度には体調がよくなりました。先に述べたように、良いときと悪いときが交互にやってくるので、よいときに、悪いときの埋め合わせをするという形で、なんとか単位を落とさずに済みました。結果としては、一年生のときと同じく47単位を取得することができました。しかし、単位は落とさずには済みましたが、実質的には40%位しか勉強できませんでした。僕は本当に勉強したいと思っていました。どんなに自分が低能でも、大学に入ったのだから、大学にいる間は全力で勉強したいと思っていました。だから、そういう僕にとって本来自分が持っている力の40%しか勉強できないというのはとっても辛いことでした。とっても苦しいことでした。

 

そして、唯一続き、なおかつそれなりに実りがあったものが日曜塾でした。

この役者塾も入るタイミングがとても悪かったように思います。3月に入って、それで5月6月には「うつ状態」で死にそうになっていたのです。そして、それ以降も調子の悪いままでの役者修行となったのです。しかし週に一回ということが何とか僕を続けさせてくれました。5月6月はさすがに数回休みましたが、後は何とか続けることができました。師匠の小山孝雄さんには「うつ状態」で精神科に通っているということを伝えましたが、大学2年のときは余り周りに迷惑かけずにけい古していたように思います。

 

こうして、精神科に通っても、毎日苦しい日々が続いたのですが、唯一薬を飲んではっきりと改善されたことが一つありました。それは「み間のしわ」がなくなったということです。高校3年以来ずっと寄っていた「み間のしわ」は大学2年の5月ころまで、ずっと寄りっぱなしてしたが、精神科で薬を飲むようになってやっと治まったのでした。

 

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