01. 大学一年・・・勉強、友達、体調不良

いじめトラウマを生き抜く方法

過去のいじめで苦しんでいる(いじめ後遺症の)あなたへ。いじめ後遺症うつ病者本人が、自身の、いじめ体験・いじめトラウマ体験・うつ病闘病体験について語ります。いかにトラウマを生き抜くかを考えます。いじめ自助グループ、トラウマ無料スカイプ相談など。

01. 大学一年・・・勉強、友達、体調不良

とにかく勉強に集中しようと思いました。授業はちゃんと出たし、ゼミの発表も全力で取り組みました。と同時に何とか友達を作ろうと思いました。勉強の方はかなりやれましたが、友達はなかなか作れませんでした。幾人か友達になれそうな人もいたのですが、そして実際に話もしたのですが、かえって一回でも話してしまうと、次から話せなくなり、そういう人が自分の進行方向にいると避けて回り道してしまうほどなのです。

 

結局一年生の時は友達と呼べる人は一人も作れませんでした。上智は少数教育なので、語学のクラスや必修の授業のクラスもあり、グループ発表するなど友達を作るチャンスは結構あったのですが、その発表が終わってしまうと、また孤独に後戻りしてしまうのです。そうしてできた友達の中に、何の用事もなく入ってゆくことはできないのです。なにか公的な理由がないとクラスメイトの方へ入ってゆけないのです。

 

友達ができないということが、かえってわたしを勉強の方へのめり込ませたのかもしれません。しかし、高校時代のようにやりたいことをやるという風にはいかなくなってしまいました。体調が悪くなって行ったのです。これは、浪人時代くらいから精神的にだけでなく、身体的にも調子が悪くなっていったのです。浪人時代と大学一年の間で2回バリウムをのみました。それから胃カメラも一度のみました。しかし、胃の病気ではありませんでした。それからよく風邪もひきました。大学一年の時は、1か月に一回はかぜをひいていました。しかも一度ひくと2~3週間治らないのです。特に熱が出る訳でも、のどが痛いわけでもないのですが、体がだるいのです。内科で風邪薬をもらっても、一向に良くならないのです。わたしは何でこんなに風邪をひくのだろうと思いました。何でこんなに体が弱くなってしまったのだろう、と思いました。浪人時代、体を鍛えていなかったから、こんなにひ弱になってしまったのだろうかと思い、高校の時のように、夜公園の周りを走ったりもしました。しかし、続かないのです。3回か4回やると、もう次の日はだるくてどうしようもないのです。「勉強」「友達」「体調」、こうしたものをめぐってわたしの大学一年は過ぎてゆきました。

 

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どうやって生きていいのか分からない、この切実な思いは、大学に入っても依然としてわたしの心の中に強くありました。そして、わたしはクズだという意識もまた過去においてクズになってしまったのだという事実も、わたしの中でどうしようもなく、絶対的に、絶望的にありました(※)。そして、相変わらずそれを人に言うことはできませんでした。誰かに相談したい、助けてもらいたい、導いてもらいたいと思っても、それを人に言うことは、人に自分はクズであるということを知らせることであり、それはわたしにとって最も恐ろしいことだったのです。依然としてはまっている状態から抜け出ることはできませんでした。人間不信、劣等感を克服しても、まだ癒しがたく恐怖心がわたしの中にありました。

 

依然としてわたしは深く傷ついていたのです。

 

(※)わたしのいじめ体験は、プライド・誇りの喪失体験だったのです。

 

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